いよいよ、最終講義へ・・・。ケースメソッドⅡに取り組みます。

5ヶ月という長い期間の集大成となる最後のセミナーがスタートしました。


これまで、いろいろな座学、グループワークを経て、様々なスキルやノウハウを学び、また疑似体験を通じてそれを磨いてきました。

最後のセミナーは、その総まとめ。知床羅臼町観光協会のこれまでの取組の変遷を整理したケース資料をもとに、今後の羅臼の観光まちづくりはどうあるべきかを考え、3か年のプロジェクトとしてとりまとめていくという、地域マネジメントをテーマとしたケースメソッドです。

冒頭は座学から。講師の北海道大学教育推進機構・今井氏から、本講義でのディスカッションポイントや評価方法についての説明の後、これまでの振り返りとなるマーケティングフレームや議論にあたって意識してほしい点などについて、改めて解説がありました。


その後、ケースの舞台となる羅臼町で観光まちづくりを推進する知床羅臼町観光協会事務局長・池上氏より、地域での取組について熱のこもったゲストスピーチ。実際の活動に裏打ちされた、大変な努力が垣間見える活動事例紹介には、受講生も熱心に聞き入っていました。

今井講師から示されたディスカッションテーマに沿って、最後のグループワークに臨む受講生。ここまでくると、事前課題の提出とともに、グループ内での情報共有、メール等を活用した事前ディスカッションを行うグループも多く、導入からスムーズに議論が進みます。


とはいえ、そこは実際の顔を合わせたディスカッションの空気の違い。新たな議論が巻き起こり、グループワークは活性化と沈静化を繰り返すことに・・・。

行き詰まったときにグループ内に流れる重たい空気、漠然と感じる壁。これをどう乗り越えるかが重要で、沈静化している中でも浮上のきっかけを捉まえて、うまく有意義な議論へと発展させられるか、ファシリテーターの手腕が問われるところです。

それでも、どのテーブルもある程度の整理は進んでいるよう。

明日は、本当に最後の一日。

すべてを出し切るプレゼンテーションを控えます。

このあと、各グループは夜遅くまで議論を続けることになるのでしょう・・・。

それぞれ悔いのないように、学んだこと、経験してきたことをすべて出し切って、素晴らしいアウトプットを生み出してもらい、それを今後の自らの活動につなげてもらいたいと思います。