ケースメソッド2日目。
昨日議論した方向性が、一晩寝かせたことによってどう発展するのか。
朝一で改めてそれぞれの情報を共有し、見直しをかける動きがみられます。
午前中の短い時間で、新しい方向性やアイディアをどう取り込んで、まとめていくか。
ここまでのグループワークで培った経験でどれだけ昇華できるかが見せどころ。
活発な議論がぎりぎりまで続きます。
議論をしつつ、プレゼン資料や発表用読み原稿をつくっていきます。
パソコンに向かいながら、細かな調整をする各グループ。
みな、最後の追い込みということで、笑顔はありつつも、真剣さは最高潮に。
そして最後のプレゼンテーションに。
前回、久保講師から指摘のあったプレゼンテーションのポイントを、各グループなりに咀嚼して工夫をしていました。
資料づくり、話し方など、「伝える」から「伝わる」プレゼンへの意識がレベルアップにつながっていると、はっきりと感じられる発表となりました。
しかし、そこはきたかんセミナー。講師や羅臼関係者から、各グループへ鋭い質問が飛びます。
具体的にはどこまで考えているのか、実際にやるとしたら課題があるがそれをどうクリアしようと考えているのか、実際の取組を想定して、現実的な落とし込みをどこまでできているのかが評価の分かれ目に。
回答に苦しむグループもあれば、しっかりと準備があって回答するグループもあり、グループの議論の深さが現れる結果となったと思います。
講評では、門井氏からグループワークのプロセス評価について、各グループの特徴を踏まえたコメントがありました。羅臼町の池上局長と福田氏からは、羅臼の観光まちづくりについて真剣に議論してもらったことの感謝と、多くの気づきを得ることができ、今後の地域活性化に活かしたいとの意思表明が、そして中村氏、脇山氏からは、マーケティングメソッドの活用などに関する評価やその重要性に関するコメントがありました。また、前回プレゼンテーションに関する授業を行った久保氏からは、今回のプレゼンテーションについては伝えたことが活かされて大変素晴らしかったとのコメントがありました。
そして、今井氏からいよいよ審査結果の発表。
上位3グループには、知床羅臼町観光協会より豪華賞品が贈られました。わざわざ羅臼町から駆けつけていただいた湊屋観光協会会長から賞品の贈呈と感謝の言葉をいただき、いよいよ最終講義へ。
敷田座長から、セミナーの学びに関する全体的な振り返りをしてもらい、改めてこの場で学んだことの意味や地域で活かすことの重要性を受講生たちに伝えていただきました。
そして修了式。
受講生38名のうち、37名が最後までセミナーを修了することができました。 北海道経済部・林観光局長から、修了にあたっての労いと今後の活動への激励の挨拶をいただいた後、敷田先生から修了生一人ひとりに修了証書を授与していただきました。
敷田先生からセミナーの総括をいただいた後、 受講生一人ひとり、このセミナーの受けての感想を述べてもらいました。
それぞれの学びにつながったこと、そして多くの仲間ができたこと。受講生にとってかけがえのない経験になったことが窺えました。終わった安堵感とやりきった満足感、そしてこれで終わってしまうことへの寂しさなどが混じりあいつつも、みないい表情で会場を後にし、謝恩会へと向かいました。
振り返りでも何度も出てきた、「学びで得たことを、実際の地域活動の場で活かしてもらいたい」というメッセージを胸に、修了生たちが、きたかん.netに参加しながら、それぞれの地域で今後さらなる活躍をしていくことを期待しています。
受講生のみなさん、本当にお疲れ様でした!
そして、それを支える講師、事務局、その他の関係者のみなさま、ありがとうございました。
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