北の観光まちづくりリーダー養成セミナー(きたかんセミナー)とは

 

これからの北海道観光の振興を図っていくためには、地域の魅力を引き出し、さらに地域全体でその活動を推進していくための優れたマネジメント能力や、専門的な知識を備えた人材が求められています。

 

このセミナーは、観光、まちづくり、人材育成の第一線で活躍する講師陣が連携して、「観光まちづくりを主導的に推進していく能力の習得」を目指す「ケースメソッド※」や「観光商品の開発」を中心とした実践的な講座です。

 

※ケースメソッドとは、複数でチームを組み、各地の事例をもとにしたテーマについて調査検討し、その過程を通じて課題解決の手法などを取得する教育方法です。

実践的な学びとなるグループワーク

このセミナーの最も大きな特長は、グループワーク。チームを組んで課題に当たります。参加者はリーダー、ファシリテーター、プレゼンター、書記などの役割を持ち回り、自分の得手不得手に関わらず、チームで事業を行う上での様々な役割を体験します。

 

課題を通じて、地域を分析し活性化に向けた企画を検討するノウハウを学ぶと同時に、多様なプレイヤーをまとめ、生かし、成果に結び付けていくという、どのような仕事の現場でも必要となる能力を実践的に身につけることができます。

 

「ケースメソッド」、「旅行商品の開発」などの課題にグループで真剣に取り組むことで、「活きたスキル」が身につくのです。セミナー修了が、自らの活動をさらに飛躍させるはじめの一歩となるのがこのセミナーの特長です。

 

修了後に活きる道内全域に架かる絆

セミナーには、旅行業、宿泊業、観光協会、ガイドなど直接観光に関わる職業の人もいれば、まちづくりや人材育成といった側面的に観光に関わる職業の人や、あるいは直接的には観光には縁がない職業の人も参加します。

 

多様な地域で活躍する、様々な職種・能力の仲間とセミナーを通してつながり、修了後は1~6期生を含め、全道に広がるこのネットワークを活用し、それぞれの個性や能力を生かして、連携・協力して様々な活動に取り組むことができます。

 

セミナー修了が、自らの活動をさらに飛躍させるはじめの一歩となるのがこのセミナーの特長です。

北海道の事業として平成20年度から講座を開催し、平成25年度の6期セミナーに至るまで、延べ240名以上の観光まちづくり人材を養成・輩出しており、その多くが修了生組織である「きたかん.net」に参画し、全道様々な地域においてそのノウハウやネットワークを活かした多様な活動を展開しています。